ギフチョウ

成虫は春に発生する。 成虫の前翅長は3-3.5cm、開長は4.8-6.5cmほど。成虫の翅は黄白色と黒の縦じま模様で、後翅の外側には青や橙、赤色の斑紋が並ぶ。さらに後翅には尾状突起を持つ。近縁種のヒメギフチョウとよく似ているが、ギフチョウは前翅のいちばん外側に並ぶ黄白色の斑紋が、一番上の1つだけが内側にずれている。また、尾状突起が長く、先が丸いことなども区別点となる。日本の固有種で、本州の秋田県南部から山口県中部にいたる26都府県に分布する。近年個体数の減少が著しい。