イチモンジセセリ

前翅長は約20mm。日本全土に分布するが北海道ではあまり個体数がない。土着しているのは関東以南と思われる。幼虫の食草は、イネやススキといったイネ科やカヤツリグサ科の植物である。そのためイネの害虫とされ、イネツキムシ、イネツトムシなどと呼ばれている。 特徴として後翅裏の銀紋が一文字状に並んでいるためこの名前がある。 チャバネセセリよりはオオチャバネセセリに近縁で、中足にトゲがない。イネとのつながりは前2種より本種のほうがもっとも近いとされる。 成虫は年2-4回、6-8月頃に発生し南下、10月ごろまでいる。成虫態で越冬。