ツマベニチョウ

シロチョウ科では世界最大級の種。開張約9-10cm。九州南端部が北限で、鹿児島県や沖縄県に分布する。 前翅先端の先端には三角形の黒い部分があり、その中に大きな橙色の紋をもつ。メスはオスよりも黒い部分が大きく、若干黒ずんでいる。シロチョウ類としては非常に飛翔力が強く、大木を一羽ばたきで飛び越えてゆく。したがって、採集する際には最初の一振りが命である。 食草はギョボクなど。幼虫はいわゆる青虫であるが、胸部が幅広くなっている。