ミドリシジミ

成虫の前翅長は2cm前後。オス成虫の翅は、表面全体が金属的な光沢をもった鮮やかな金緑色の鱗粉で覆われ、その周囲は黒い色で縁取られる。一方、メスの翅には遺伝的多型があることが知られる。卵はハンノキの幹や枝に産み付けられ、そのまま越冬する。翌春孵化した幼虫は、新芽の中に入り込んで若葉を食べ、大きくなると葉を巻いて中に隠れる。葉が硬くなる前の時期には蛹になる。成虫は、年1回6月-7月に発生する。