ゴマシジミ

裏面にゴマ状の小さな斑点がある。地域によって変異が多い。前翅長18-24mm。日本には北海道から九州にかけて分布。湿原や草原で見られる。年1回、7-9月にかけて現れる。 三齢幼虫まではワレモコウの花を食べるが、大きくなるとクシケアリによって巣に運ばれる。巣に入った幼虫は、体から出る甘い液体をアリに与える一方で、アリの幼虫や蛹を食べて育つ。成長した幼虫はアリの巣の中で越冬し、翌年の7月中旬頃に成虫となる。アリは成虫になると同時に襲いかかってくるため、巣の出口や外で蛹になり、成虫となった途端に巣から逃げるように飛ぶ。